SUKIKO KANNADUKI
2018年12月
« 5月   3月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
神無月好子/SUKIKO KANNADUKI
Hängen-Pazs

環境問題をはじめ、原発、社会問題などを、今までにない切り口で、わかりやすく馴染みやすく伝えるため、『GARCIA MARQUEZ』×『stop-rokkasho』のチャリティーコラボバックや、森林保全の『more trees』×『ANOTHER EDITION』×『HELLO KITTY』のチャリティーコラボバックの展開、執筆、講演会やトークショー出演、イベント開催など、多方面で活動中。


月別アーカイブ: 12月 2018

身近さ出せるかな

ひとり、またひとり…

日本軍’慰安婦’被害者のおばあちゃん(ハルモニ)が、また一人亡くなられた…
韓国で名乗り出たハルモニでご存命なのは、わずか26名となった。言わずもがな90歳を超える方ばかり…

多くの日本人はどうして被害者の立場になって寄り添って考えることが出来ないのかという謎…

あまりにも情報が不平等なせいではないかしら。わたしは被害者の声や姿をもっと伝えたいけど。
もちろん、たしかな情報や知識はとても重要なのですが、日本を見ていると、そこにたどり着く前にダメになっているというか、たどり着かない…まずはそこにたどり着くにはどうしたら良いのかしら…
そこでスキコなりに出した一つの方法が、「身近さ」です。

********************

どの国が、どの国に対してということを取り除いて、AとBとして考えてみたら、はたしてみんなはどう思うのだろうか?
仮に現在紛争のある中東やアフリカのどこかと仮定する。A国がB国を侵略した。そしてB国の女性を性奴隷にした。いずれも10代20代の若い女性ばかりで、数年〜長ければ10年前後も。
(実際に中東やアフリカでは今も性奴隷被害があるし)

このようなことを現在見聞きしたら、B国はなんて酷いことを!人権の侵害だ!いくら戦争だからって許されないわ!とB国に憤るのではないだろうか?

どの国が、どの国に、などが問題ではなく、
してはいけないことは、してはいけないのではないかしら?
ならば日本がした国の場合は、謝罪しなきゃダメよねぇ。

日本軍’慰安婦’被害者のハルモニたちがされたことも同じこと。日本、韓国という主語を抜いてAとBと置き換えてみたら。B国の被害者がA国に対して、心からの謝罪を求めることや、法的賠償(金額の大小ではない)により名誉や尊厳を取り戻すことを求めるのは当然ではないかしら?
決して人が受けてはならない恐ろしい性被害…
今の日本のように、被害者に向かって売女扱いをするなどの追い討ちをかける行為はもっての外では。

例えば。たしかに日本はアジアを侵略し蛮行を働き、ハワイでは真珠湾攻撃などもした。非常に悪いことである。
だからといって、原爆を2発落とされても仕方ない、原爆被害者も必要な犠牲だった…などと被害者に向かってアメリカ人が言ってもいい、当然だよ、とは思わないのでは。そんなこと言われたら腹立たしいのではないかしら?
なのに、自分たちがされたら許せないことを、韓国のハルモニ(だけでなく全ての国の日本軍’慰安婦’被害者のハルモニ)に対して、国を挙げておこなっているのが今の日本政府と多くの日本人では?

でも…右よりの方々のご活躍⁉︎は目覚ましく、首相や取り巻きも同じような考え方ばかり、主要メディアもほぼ壊滅的…このような状況では、たしかな情報をもとに発信している、被害者の立場になって考える心ある方々の声は市民に届かない、または届いてもそれを受け入れるということが多くの日本人にはできない…
右よりの方々の行為はひどいけれども、10000歩譲ってそういう考えもあるとしても、多くの市民が触れる情報がそればかりで、判断材料としてはとても偏ってしまっていますよね…
では、どうしたらいいかしら…

様々なことが必要だろう…なぜ韓国はじめアジアを格下に見るのかや、近現代史の知識・認識不足etc……本当はそこにたどり着くことが重要なのに、今の状況では難しそう…
そこを強調することを優先すると、かえって考えることを遠ざけてしまうかもしれない…
これまでずーっと何十年も被害者ハルモニたちに寄り添って活動して来られた方々の発表していることもぜひ目を通してほしいのだけれど…
(わたしももっと学ばなければ^_^;)

そこでまず、「身近に感じる」ということも、必要なことの一つではないかと思ったの。
原発事故も、起きる以前に危険性を訴えても、「安全だよ、事故なんか起きないよ〜」とほとんどの人が言い返していた、又はそれについて考えたこともなかった。でも、悲しく残念だが爆発事故が起きてからは、事故の可能性のある問題だし原発はない方が望ましいと、多くの人が感じるようになった。身近な問題として。
それでもまだ原発事故被害者に寄り添って考えることが出来ない人もいるのだから、70年以上前のことについては一層難しいかも…
でも被害者はまだ生存しているし、たたかっている、終わっていない問題なのだもの。

テレビで報道される日本軍’慰安婦’被害者のハルモニたちは、あまりにもエキセントリックな人物につくり上げられているし、内容もとても歪められて、日本政府の考え方に都合よくつくられている。本来なら両方の(いや被害者の)意見を聞いて考えなければならないのに、たしかな歴史も被害者の声も遮断されて届かない。日本から2時間余りで着く近さなのに、遠くで起きている関係ない問題、もう終わった過去のことと思ってしまう方もいるだろう…
へーすぶっくで、日本で開催されるこの問題のシンポジウムを案内しても、なかなか周囲に行く人がいない〜
こりゃ、ニュースのシェアだけでは太刀打ち出来ないぞと…

それなら…みんなにとって身近でないなら、わたしが韓国で行動に参加しよう。おばあちゃんに会いに行こう。あなたのお友達の神無月好子が、実際に会ったハルモニの話なんですよ、行動してきたことなんですよと伝えるしかないかな〜と。韓国語も勉強して、日本で訳され流されているニュースがいかに歪んでいるかもわかるようになっちゃおうと(ドラマも楽しく観れるようになるしね!)

そんなこんなで、渡韓することかれこれ17回を数えてしまいましたー(美味しい韓国料理も食べれるしね!)

カラテカの矢部さんが大家さんのおばあちゃんのお話を書かれていてとても人気がありますよね。スキコのような小さなちからではそんなすごい伝え方は出来ないけれど、少しの方々にでも、もっと身近に温かく感じてもらえたらなぁと……

やり始めるには遅いスタートでしたけど、その反省も込めて…

毎週水曜日のお昼に、ソウル中心部、景福宮や仁寺洞近くの日本大使館前に建てられた「平和の少女像」の前で行われている「水曜デモ」に初めて参加したのは2014年。それ以降、ソウル滞在で水曜日に重なる時は毎回参加しています。小学生から大学生まで子どもたちも参加しスピーチしたりもするのですが、涙しながら話す子もいて、’ハルモニ、わたしたちが受け継いでいきます、頑張ります’と話す姿にこちらも涙が出てしまって〜
日本のニュースでは絶妙な編集がされてとっても怖い集会をしているように報道されていますけれども、ぜんぜん怖くないんですよ〜

2015年に参加した際には、被害者のハルモニがいらしていました。金福童さんでした。わたしの母方の祖母はとても背が小さくて高齢で背中も曲がっていたけれど、その祖母によく似ていて(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
もう90歳も過ぎるというのに、小さな体で、日々たたかい続けて…祖母は90歳過ぎで亡くなりましたが、もし祖母だったらと、我が身に置きかえて考えると…もう胸が痛くて痛くて仕方がないのです…
その時撮った写真です(中央の白い帽子)。子どもたちにはとっても優しく語りかけます。ご自分が少女の頃に’慰安婦’にされて学ぶことが出来なかったからと、お金を貯めて基金を作って、学ぶ機会を奪われる子どもたちのために教育支援もしているそうです。
現在はガンを患って闘病中なのに、病をおして抗議活動にも参加されています……
その後も何度か他のハルモニにもお会いできました。みなさんとても可愛らしいおばあちゃんなんです。おばあちゃんっ子だったので萌えてます^_^

そして2017年には、ハルモニたちの暮らす「ナヌムの家」(分かち合いの家)も訪問しました。
ぜひ訪ねたいとずっと思っていたけれど、長いことためらっていました。きっとハルモニの目の前で泣いてしまうだろうし、そうなったらかえって心配をかけてしまうことになり、申し訳ないなと思って…
そうしたらなんと、ミュージシャンのお友達がソウルでライブをする機会とわたしの渡韓のタイミングが重なったので、ナヌムの家のことを話すとぜひ一緒に訪問したいと言ってくれて。ついにわたしも訪問することになりました。

併設されている資料館を観る前に、問題についてのビデオを観せていただくのですが、涙が止まらず…

事前に大泣きしたこと、そしてお友達も一緒にいてくれたこともあり、ハルモニたちに会った時に目の前で泣かずにすみました。
その時に4名のハルモニたちにお会い出来たのですが…2年も経たぬうちに、2名が亡くなられてしまいました……

特にたくさんお話できたのは、李玉善イ・オクソンハルモニ(写真左の方)でした。日本軍人に、「逃げないように」と足を刺されたり、お腹を刺されたという傷が、本当に痛々しかったです。どんなにか辛く苦しく悲しく怖く痛かったろうか…
‘どうして日本は安倍政権を辞めさせることが出来ないのか、安倍ではダメだ’と、何度もおっしゃっていました……

わたしがお会いしてきた、わたしの目の前にいたハルモニたちのことを、読んでくださる方々をはじめ、わたしのお友達たちにはぜひとも伝えたい……どうか被害者に寄り添って……心からそう願って書いています。

なぜ日韓’合意’に納得がいかないのか、ハルモニたちの気持ちや確かな情報、歴史認識に目を向けてみようという方々が増えて、
日本の姿勢の何が歪んでいるのか、そのことがいかに被害者をこの年齢になるまで苦しめ続けているか、考えるきっかけになったらうれしいです(もちろんすでに同じ気持ちのお友達はたくさんいるのですが!)。

またいろいろ書くと思います。問題について学べる博物館のこと、平和の少女像が撤去されないように、その横にテントを貼り守り続けている大学生たちのことも書きたいし。
でも、長くなるので、今日はここまで…
携帯画面でコツコツと入力なので、文章が上手く書けていないところがあったら、後で直しますのでお許しを。
ベトナム、ホーチミンからの投稿でした〜


カテゴリー: 未分類 |