SUKIKO KANNADUKI
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神無月好子/SUKIKO KANNADUKI
Hängen-Pazs

環境問題をはじめ、原発、社会問題などを、今までにない切り口で、わかりやすく馴染みやすく伝えるため、『GARCIA MARQUEZ』×『stop-rokkasho』のチャリティーコラボバックや、森林保全の『more trees』×『ANOTHER EDITION』×『HELLO KITTY』のチャリティーコラボバックの展開、執筆、講演会やトークショー出演、イベント開催など、多方面で活動中。



捨てられないメモ・・・6年

空気を吸う、水を飲む、火を焚く、食べ物をいただく
こんな当たり前のことが?という小さなことすら
人々も動物も環境も、全てを苦しめる・・・放射性物質(放射能)の存在によって
それが原発事故よね・・・命、生活に直結する超〜ぉ身近な問題!
起きてしまうと簡単に解決なんてできない・・・今がそう、7年目に入るのに解決できない
だから、これは毎年、繰り返し伝えていきたいなと思って
また今年も「捨てられないメモ」再録します

 

その前に、どうしてもまず、ある人に心から感謝の気持ちを伝えたい
下記再録にもちょっと触れている、スキコのこの10数年にわたる脱原発活動において
‘原発なんか危ないしいらない、代わりのエネルギーあるんだからさ’と
いつも一緒にデモしたり、脱原発や核燃料再処理反対などイベントのライブやトークに出演してくれていた
トシちゃん(中西俊夫、Tycoon To$h)が2月25日に、宇宙に旅立ってしまったの
福島原発事故前で、まだ多くの人が原発?安全でしょ?とのほほんと考えていた頃に
著名人、アーティストという、スポンサードに影響を受ける立場にいながら
悪影響など意に介さず『NO NUKES』を発信していたカッコいいトシちゃん
プルトニウムが角砂糖5個分で日本人口絶滅するほどの猛毒だという元京大の小出裕章先生のお話にかけて
デヴィッド・ボウイの FIVE YEARSを「FIVE SUGERS」にして歌ってくれたね♪
トシちゃんがいたからこそ、ご一緒できるならばと出演してくれたアーティストも多く
著名ではないわたしの書いていることがより多くの方に伝わったのも
いろんな方と知り合えたのも、時にはその方々のお力添えまでいただけたのも
わたしの発信に、より深い説得力やパワーを与えてくれたのも
本当に本当に、トシちゃんのおかげです
言葉では表現できない、伝えきれないほどの感謝でい〜〜っぱいです ☆

 

なかなかそうなりそうもなく腹立たしいけど、日本から原発がなくなったら(廃炉はさておき、まず)
真っ先に一緒に乾杯したかった〜〜お互い老人になってて
「遅いよな〜、どうせやめるならもっと早くやめときゃいいのに」とか言いながら笑ってね

面白おかしい楽しい思い出も、優しさも、もちろん忘れないけど
福島原発事故後に何度かかけてくれた涙の電話・・・絶対に忘れないからね
としちゃんの棺に、NO NUKES SEXY HIP手ぬぐいを入れさせてもらったから宇宙で使ってね♪
<写真をいくつかUPします>
デモもライブも、いつもトシちゃんと一緒に妻さおりんも出演してくれていて〜
トシちゃんと同じくらいさおりんにもた〜くさんの感謝でいっぱいです
娘カリンも贈る言葉でNO NUKESをパパに教えてもらったって言ってたね
さおりんやトシちゃんJrたちの未来のためにもNO NUKES 大声出していくから
み〜んなに届くように宇宙からビーーーーーム☆送ってね〜〜

 

ーー以下、一昨年、昨年の「捨てられないメモ」再録・5年を6年に訂正、他追記はしていますーー

東日本大震災から6年が経ちます
亡くなられた方々へのご冥福をお祈り申し上げます

 

何を書こうかといろいろ考え、下書きしたものもあるのだけれど
今回は、わたしの「捨てられないメモ」について書くことにしました

 

スキコは10年ちょっと前から原発や核燃料再処理工場の問題に関わってきてます
とっても身近で大変な問題だと思い
どうやったら自分の大切な人たちやより多くの人に伝えることができるのかと
何十年も原発に反対する運動をしている方々や、自分が知り合った若い人たちと
一緒にちからを合わせて、日比谷野音などで集会やデモを開催したり
誌面やWEBに書いたり、アパレルとコラボしてグッズを作ったりと
あれこれやっていました

 

そして原子力に長年反対を続けるNPOの方々と
学習会や貴重なドキュメンタリー鑑賞会などを開催していきました
やがて東日本大震災、そして福島第一原発事故が起こりました
スキコの双子の姉がそのNPOの方々と深く関わっていたのですが
原発が爆発したのだ、これは大変な忙しさになっているにちがいない!
そう思って、何ができるかわからないけれど、一緒に手伝いに行ってみたのです

 

えぇ、それはそれは大変でした
世界初の原発複数機爆発、世界の大事故ですから・・・当然です
NPOの研究員の方々はメディアの取材やら電話の問い合わせやらに追われ続け
あちらこちらで、海外からも、原発について聞きたいと講演会に呼ばれ

 

スキコは、たくさん来る原発関連書籍の注文の発送などいろいろ手伝っていたのですが
(震災直後はそういう本が一般には出回ってなかったもの。根こそぎ売れてたわ〜)
とにかく電話がひっきりなし・・・研究員の方々だけでは対応できない、ということで
電話を受けるようになりまして・・・
難しい技術的なことや専門性の高いことは答えられませんけれども
多くの市民の方々の声を聞くことになったのです

 

その時に取ったメモを、捨てることができないのです・・・


本当はもっと字は綺麗なのよ!これは急いで書いてたから・・・
もちろん忙しい中で紛失してしまったものも山ほどありますが
事故から1年後に、思いつく限りを記録しておいたんです
本当に本当に、超・ウルトラ・スーパー・スペシャル相談が止まなかったのです
両手と両足で電話を取りたいくらいでした!
それらお問い合わせへの対応や書籍の発送で、原発事故から数ヶ月間は土日もなく
朝から終電までという日々でした
でもそれはいいのです、放射能汚染がひどくて避難されている方々や
お問い合わせの電話をかけて来た方々がどれだけ苦しい思いをしているか・・・
スキコなど非力だと十分にわかっているけれども、こんな事故が起きてしまう前に
原発の危険性をもっと多くの人に伝えたくて、事故が起きる前に原発をなくしたくて
そういう気持ちでやっていたけれど、爆発してしまった
努力不足だし、力がなくてとても申し訳ない気持ちが今もあります
だから忙しくても当然だった

 

みなさん本当に、わからなくて、どうしたらいいのかと、必死でかけてくるのです
まずは、生活の基本的なことから困っていました、真剣な悩みです

・水は飲んでいいのだろうか ・野菜は食べられるか ・肉は食べられるか
・魚は食べられるか ・牛乳は飲めるか ・国の暫定基準値はどうなのか
・布団を干してもいいのか ・子どもを外で遊ばせていいのか ・花見はしていいか
・ヨウ素剤はどこで買えるのか ・本当に昆布やわかめで大丈夫なのか
・マスクは何を買えば良いか ・お風呂は入っていいのか ・洗濯水は大丈夫か
・外出の際に気をつけることは何か ・室内に目張りをしたほうがいいか
・東北に旅行に行っていいですか  ・お茶は飲んでいいですか
・安心して買えるお店はないですか  ・ラドン温泉に行っていたが大丈夫か

 

放射線・放射性物質についても
・測定器はどこで買えますか ・測定器は何がいいですか
・土壌や水や尿の測定はどこに依頼すればいいですか
・ベクレルとシーベルトの違いは何ですか
・●●という数値なのですが、どうですか、低線量被ばくですか
・この数値をどうとらえたらいいですか
・放射性物質の測定所を立ち上げたいがどうしたらいいか
・海外の情報はたくさん出るのにどうして日本のは出ないのか

 

子どもがいるとなおさらですよね
・東京を離れたほうがいいのだろうか、住んでいいだろうか
・子どもが転んだが傷口から放射性物質は入らないだろうか
・公園で遊ばせるにはどう気をつけたらいいのか、砂場はダメか
・プールの授業はどうしたらいいですか
・学校の給食は食べていいか、大丈夫なのか
・栃木県に遠足だが行ってもいいか、ゴミ焼却場の社会科見学は行ってもいいか
・被ばくが心配なので子どもを一度病院に連れて行きたいがどこに行けばいいのか
・母乳は与えて大丈夫だろうか
・今は避難しているが子どもが東京に進学したいと言っている、してもいいのか
・学校給食で地元(福島)のお米を使うと市が言っている、どう抗議したらいいか
・校庭の線量が高く子どもへの影響が心配、土地(千葉)の野菜を推奨される
・粉ミルクは大丈夫か ・ホールボディーカウンターを受けたいがどこでできるか
・子どもの送り迎えを自転車でするのが心配、毎回タクシーは使えない
・福島で通学路の除染を5日間やったが線量が下がらない
・母が長崎で被曝している、その孫は大丈夫か先が心配だ
・お弁当持参や牛乳の件で学校と闘っている
・被曝に詳しい医者、病院を教えて

 

鼻血のお問い合わせもありました
美味しんぼの内容が話題になりましたが
現在福島にお子さんと住んでいる方にとっては、そういう話が出ることが嫌な方もおり
また逆に不安なことを世の中に言ってくれてありがたいという方もいます
でも、電話を受けて話を聞いていたからわたしは思います
それが放射能が原因かもしれないということで悩んだ方は実際たくさんいるんです
原発事故さえ、原発さえなければこんな言い争いもなかった・・・
作者の方を責めないでほしいと思っています
・今まで鼻血を出さない子どもがしょっちゅう出すようになったのだが
・鼻血が出るのだが放射能のせいだろうか

 

切なく苦しい声
・事故当時に福島第一原発で働いていたが大丈夫だろうか
・東京までやっとの思いで避難してきて病院に行ったが、汚いからお風呂に入ってから来るのが常識と追い返された
・ (千葉)ペットボトルのお水を買っていたら家族に反対され水を買うのも困難、頭がおかしいと思われてしまう
・祖父母が大丈夫だ、孫に会えなくなるのは困ると、福島から避難させてくれない
・福島から知人が果物を毎年送ってくれるが、今年のくだものをどうしても食べることができない、でもそんな自分のことが嫌だし、とても申し訳ない
・福島では放射能が危ないとか怖いと言えない、土地の人びとがそういう考え
・子どものために家の壁に水を入れたペットボトルを重ねて放射線を遮蔽している 、福島の人には言えないのでこっそりと
・原発事故、放射能を気にする、しないで家族(夫)と喧嘩になる
・自分は子どものために避難したい、夫は反対なので離婚も覚悟している、しかし戻れる実家がなく、避難先で一人で仕事をして子育てするのは難しいので避難もできない
・お年寄りを置いて自分だけ避難するわけにはいかない
・祖父が漁師(茨城)、いつも孫に自分が獲った魚を食べさせるのが楽しみだった、祖父に、今は食べさせることができないと言うのがとても辛く申し訳ない

 

言い放たれて電話が途切れたものも・・なんとも言えない気持ちだった・・・
・仕事もないしアルバイトするしかない、アルバイトしてお墓に入るお金を貯めて死にます!
・安心だと言ってほしかったのに・・・
・避難したほうがいいかどうか、決めてください!

 

相談は多岐にわたります
・使っているシャンプーの工場が東北だが大丈夫だろうか
・TVの製造工場が福島だが、そのTVは汚染されていないだろうか
・福島の内壁などの建築材料は大丈夫か
・行政の若手職員が立ち上がり放射線測定をすることになったが測定器が手に入らない
・●●区は調査などしていないと言う、都から言われてないんだから東京にいても100mSvまで大丈夫と言われた
・ 園芸用の腐葉土を買ったが大丈夫か
・自分の住んでいるところの近くの、良い脱原発団体を教えてほしい
・福島県内の駅に車を置いたまま、持ってきたいが汚染されている、洗車するにしても汚染水を出してしまう
・(群馬)あまり言われてないが群馬も線量が高い、0.22μSvあった、大丈夫だろうか
・茨城でサーフィンをしているが大丈夫だろうか
・茨城の大洗は汚泥、水質、問題ないと言われるが本当か、大丈夫か
・甲状腺が悪いので病院に通っているが、原発事故が起きてから病院が診察後のデータをくれないので困る

 

これから一緒に原発なくしていきましょうね・・・
・今まで反対してこなくてごめんなさい
・福島と茨城の県境くらいに住んでいるが今まで原発があることを知らなかった

 

などなど、他にもまだまだあります・・・ここに書けないことも・・・
もっといろいろと思うところがあり、書きたいことはあるのですが
とても長くなるのでそれは次回にします
しかも、保存してじっくり見直してからUPしたいのだけど
近頃保存すると文章の改行がすべてなくなってしまうので・・・
見直せない書きなぐりのままUPします、すみません
関東、東北、広い範囲でたくさんの方が原発事故によって悩み苦しみました
地震や津波の災害だけでもとても大変なことなのに、さらに・・・
安全性を高めたので大丈夫ですとか、経済が回らなくなるとか、だから何なんでしょう?
こんなに多くの人が、答えの出ない思いで苦しんだり、人との絆が崩れる
どうしたほうが良いのか選択することも出来ない、答えなどない
何とも言えない解決しようのないもどかしい苦しみを人びとに与える
それが原発事故ではないでしょうか

 

こんな思いを多くの人がすることが、二度とあってはならない
今、原発事故の深刻さがだんだんと人びとから遠ざかっていっているからこそ
事故当時のことを書いてみました

あ、忘れかけていた、という方がいて
これを見て、事故直後のことに立ち返って下さる方が一人でもいたら幸いです
決してもう原発事故など起きてはいけないし
原発は現在1基も動いてないのだから、もうあんな恐ろしい原発はいらない
(追記2016:いらないのに川内原発が稼働し、高浜は稼働したけど止まることに)
(追記2017:運転中は川内1号機と伊方3号機2基だけ(調整運転含まず)。原発いらん)
スキコは強くそう思っています

 

 

 


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